七夕ですよー。
豊臣家はお飾りしますよ。短冊にお願い書きますよ。
今夜は七夕です。
笹の葉さらさらです。
三成は例年通り、笹の葉に短冊を結び付けていました。
すると、ふいに背後から「その願いはもっと高い所につけろ」と声がして、
何ともなしに、笹の葉の天辺にその武骨な手で短冊を結び直すのです。
三成はその行為に苛立ちを覚え、声の本人、たくましい清正を鋭い視線で見上げました。
―― 昔は背伸びをしていた貴様を俺が抱っこしてやったのに…。
三成は、子犬のように己の後をついてくる小さい頃の清正を思い出しました。
それを知ってか知らずか、清正は感慨深げに星空を仰いで、
「俺たちの願いは変わらない、そうだよな」とつぶやきました。
途端に三成は我に返り、急に恥ずかしくなりました。
―― 何て子供じみたことを…。
そして、三成も星空を眺め、「そうだな…」と神妙に応えました。
それもそのはず、その短冊には幼い頃から変わらない願い、
『豊臣の繁栄』が記されているのです。
字の格好、文章表現、体躯、目線の高さ ―――
時が経ち、その全てが変化しようとも、二人の短冊に込める思いは常に一つでした。
今夜は七夕です。
この星の瞬きのように豊臣が輝き続けますように ―――
それは、この二人の大切な願いでした。
「おおおおおおー!短冊飾んないとな!ねぇ、書くものない?」
「そこらにあるだろ、馬鹿」
「今年こそ、貴様の頭がよくなるようにと願ってやればよかったな」
「なんだとー!」
「親切心だ」
「やめろ、馬鹿」
おやおやいつもの三馬鹿になったようです。
いつまでも一緒にいられるといいですね。
~左近・心の日記~
なんじゃこれ。
豊臣家はイベントを大事にする家族だと思います。
そこで大事に育てられてる三馬鹿を妄想するのが楽しいです。
ホントは漫画で描きたかったです。即興すぎた…
拍手、ありがとうございます~。
豊臣家はお飾りしますよ。短冊にお願い書きますよ。
今夜は七夕です。
笹の葉さらさらです。
三成は例年通り、笹の葉に短冊を結び付けていました。
すると、ふいに背後から「その願いはもっと高い所につけろ」と声がして、
何ともなしに、笹の葉の天辺にその武骨な手で短冊を結び直すのです。
三成はその行為に苛立ちを覚え、声の本人、たくましい清正を鋭い視線で見上げました。
―― 昔は背伸びをしていた貴様を俺が抱っこしてやったのに…。
三成は、子犬のように己の後をついてくる小さい頃の清正を思い出しました。
それを知ってか知らずか、清正は感慨深げに星空を仰いで、
「俺たちの願いは変わらない、そうだよな」とつぶやきました。
途端に三成は我に返り、急に恥ずかしくなりました。
―― 何て子供じみたことを…。
そして、三成も星空を眺め、「そうだな…」と神妙に応えました。
それもそのはず、その短冊には幼い頃から変わらない願い、
『豊臣の繁栄』が記されているのです。
字の格好、文章表現、体躯、目線の高さ ―――
時が経ち、その全てが変化しようとも、二人の短冊に込める思いは常に一つでした。
今夜は七夕です。
この星の瞬きのように豊臣が輝き続けますように ―――
それは、この二人の大切な願いでした。
「おおおおおおー!短冊飾んないとな!ねぇ、書くものない?」
「そこらにあるだろ、馬鹿」
「今年こそ、貴様の頭がよくなるようにと願ってやればよかったな」
「なんだとー!」
「親切心だ」
「やめろ、馬鹿」
おやおやいつもの三馬鹿になったようです。
いつまでも一緒にいられるといいですね。
~左近・心の日記~
なんじゃこれ。
豊臣家はイベントを大事にする家族だと思います。
そこで大事に育てられてる三馬鹿を妄想するのが楽しいです。
ホントは漫画で描きたかったです。即興すぎた…
拍手、ありがとうございます~。
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